シルバーウィーク中に北陸旅行したので、記録に残しておきます。
小蓮華-白馬岳縦走
まずは日本百名山であり、北アルプスを代表する山の一つである白馬岳に上ってきました。
白馬岳は一般的には長野県(東側)側の大雪渓と呼ばれる経路から登ることが多いのですが、今回は北陸側に来たので、糸魚川(北麗)方面の蓮華温泉経由で登りました。
北麗から登る場合、蓮華温泉~白馬大池~小蓮華~白馬岳というルートになります。
蓮華温泉(約1300m)
こちらの記事
にも書きましたが、素晴らしい秘湯です。三種のお湯があります。行くのも大変なのですが、ぜひ一度は訪れてみてほしいです。
白馬大池(2439m)
蓮華温泉から2時間程度森の中を登り続けると、突然拓けたところに出てきます。そこが白馬大池です。
白馬大池はその名の通り大きな池で、池のほとりには白馬大池山荘という大きな山荘があります。帰りがけにはテントが何梁も設営されていました。
小蓮華山(2766m)
白馬大池から1,2時間、標高にして300m程しばらく登ると到達します。木々が秋に向けて色づき始め、また雲の流れも速く、とても美しい風景でした。ここから白馬岳までは尾根道をすすみます。
先に見えるのが白馬岳です
パノラマ。左側(西側)が切り立っているのがわかります。
白馬岳(2932m)
小蓮華から白馬岳までの尾根道は森林限界を越えているためか、背の高い植物はなく、広く見渡すことができます。
白馬岳は山の西側は大変きりたっており、特徴的な山の形が見てとれます。
天気が良ければ剱岳などが見えるそうです!
残念ながら雲海のみ。先に見えるのが小蓮華山頂。
白馬山荘
白馬岳の山頂からわずかに下ったところに白馬岳山荘があります。しっかりした造りで、めちゃくちゃ立派な山荘です。
ここで食べたビーフカレー(1000円)は味に妥協のない、美味なものでした。牛肉がホロとくずれます。1300円のカツカレーもうまそうでした。
県境らしいです。
行程
往復20km、高低差1600m。30代男性が早歩きで9時間(1時間白馬山荘で休憩)でした。通常の1.7倍程度のスピードで往復したので、通常は白馬大池山荘か白馬山荘で一泊するのが良いと思います。
白川郷
言わずと知れた世界遺産です。合掌造りという、茅吹屋根の伝統的な設計の家屋が立ち並ぶ風光明媚な場所です。
行き方
北陸から向かう場合、新幹線の停車駅である金沢or 新高岡からバスで行くルートがあります。自分は糸魚川から直接向かったので、新高岡からでしたが、バスが行きも帰りも空いていました。また白川郷の最初の合掌造りの集落までは1時間で行ける(金沢からだと1時間半)ので、直接向かうのであれば新高岡から向かうのがよいと思います。
なお、糸魚川から新高岡までの新幹線は約3000円、バスは2日往復自由券で3500円でした。
合掌造り集落について
白川郷でも合掌造りが見られる地域は大きく分けて3か所あります。
相倉合掌造り集落
バスで向かうと一番最初につくところです。バス下車後に数百m林を歩いた先にあり、秘密の村のような趣がありました。実際に合掌造りで生活を営んでいる方がいらっしゃいます。また、集落全体を見渡すことができる40分程度の遊歩道があるそうです。
思いのほか整備されてる菅沼合掌造り集落
いくつかの合掌造りを移動してできた集落だそうです。自分はバス越しに見ただけですが、集落自体がこじんまりした造りのようでした。隣に宿泊施設っぽいのがあって、のちほどぐぐってみたところ、合掌造りのコテージでした。5人だと割安かも。荻町合掌造り集落
合掌造り集落の中では一番大きいところです。バスの終点でもあります。なお相倉からはさらに1時間ほどでした。
湧き水が豊富なところのようで、稲田がそこかしこにありました。ちょうど収穫期のようで、なんとも綺麗な田園風景でした。 食べ物屋さんがいくつもあり、食事には困りません。 10時半ごろに到着し、14時頃までいましたが、まだまだいられそうでした。
北陸新幹線
最後に北陸新幹線について。
思った以上に快適でした。とにかく座席の前後が広い。足をのばしてゆっくりできます。また全席に電源がついてるのも助かりました。
また糸魚川近辺は電車の左右の景色が素晴らしいです。
日本海と日本アルプスが両方堪能できます。
メモ:糸魚川の宿
一応メモ。宿はいくつかあります。ビジネスホテルは7000円、民宿は素泊まりで4000円なので決して安くはないです。恐らく一番安いのは駅からタクシーで10分ほど(または姫川駅近く)にある糸魚川クアリゾートひすいの湯で、21時半までの受付で、2500円で朝7時まで休憩所が利用できます。ただし大広間に雑魚寝なので、女性には厳しいかも。
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