11月のモントレーベイハーフマラソンに続いて、今度はCalifornia International Marathon (フルマラソン)を走ったので、大会の様子や前日当日の記録を残しておく。
California International Marathon (CIM)
» California International Marathon
カリフォルニア州都であるサクラメントで開催されるレース。1983年にオリンピックマラソン選考会を目的として設立された米国でも有数な伝統のある大会。
コースは下り基調で、記録を出しやすいレースと言われる。調べたところ、スタート112m、ゴール8mでおよそ100mの高低差がある。サクラメント郊外のFolsomダムをスタートし、市街地を走りながら、ゴールのあるサクラメント市内にある州議会議事堂を目指す。フルマラソンとリレー以外にも車椅子などいくつかジャンルがあるみたい。
2024年の参加者は結果を見る限り、 8000人くらいだったらしい。
参加費はいくつかの枠があり、2024は $180 - $230 となっている。
感想
エキスポ
今年のスポンサーはASICSだったので、エキスポもASICSが大きなブースを設置していた。ASICS信者としてはASICSユーザーが増えるのはウェルカムです。そういえばレース前にランナーの靴を観察していたけど、ASICSユーザーは結構多い印象だった。Meta Skyは軽くて飛び跳ねるように走れるので、本当におすすめです。ちなみに日本で買うと27000円くらいだけど、アメリカで買うと$270なので、円安を鑑みると日本で買ったほうがはるかにお得です。
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自分は練習で S4、レースでは Metaspeed sky+ という感じで履き分けてます。このシューズの素晴らしさは別途ブログに書きたいけど、端的に言うと、良い靴履いたほうが結果でます。(課金勢) S4は足の安定感があり、Metaspeed skyはほんと軽くて羽が生えたよう。
レース
後述するように、ギアチェックが実質前日までなので、スマホを持っておらず写真はなし...。
参加者が多いこともあり、号令がなってから実際にスタートするまで3分くらいのラグがあった。
CIMでは記録が出しやすいというのは間違いなくて、コースは道幅も広く、アップダウンもほどほどで、とても走りやすい。市街地のコースはちょうど紅葉の季節も相まって、目にも楽しい(後半は景色を楽しむ余裕は全くなかったけど)。
エイドはかなり充実していて(10以上ある)、むしろいくつかスキップしたくらい。
あと、参加者が自分がいままで参加してきたレースよりもガチ目な人が多い気がした。
レース結果
結果は3時間16分で2月のナパバレーマラソンでだしたサブ3.5の自己記録を14分更新。個人的には少し登りがある前半はペースをしっかり抑えて後半に繋げられたのが良かった。後半のほうがペースが速いくらい。
スタート時は3:20のペーサー付近についていたが、20km以降はもっとペースを上げられそうだと思ったので、近い集団で走っていたランニングチームをペースメーカーにしてスピードアップ。
バテるのと電解質不足を警戒してエネルギーチャージは積極的に行った。具体的には
- スタート - 100mg カフェイン入りジェル
- 10km - カフェインレスジェル
- 20km - 35mg カフェイン入りジェル
- 30km - バナナ
- 35km - 100mg カフェインジェル
そして道中エイドステーションにて口に含む程度の電解水を接種。 スタート時のカフェイン入りは尿意を催すのでもしかしたらあまりよくないかもしれない…。途中一度トイレに行く羽目になった。ちょうどよい休憩にはなった気がするけど。
最後までバテずに走れたのでエネルギーチャージはおそらく足りていたけど、ゴール2km手前で左足のふくらはぎが肉離れを起こしそうになったので、果たして何が最良なのか、未だにわかっていない。
前日/当日のロジスティクス
- ビブの受取が前日までだったので、午後からサクラメントに向かったのだけど、結構道が混んでおりエキスポ終了1時間前にようやく到着できた。近くに駐車場はあるものの、時間に余裕を持って到着するのがよさそう
- 荷物預け(ギアチェック)は実質的に前日までしか受け付けていないので、レース日は最低限のものだけ用意して現地に向かう必要がある。ギアチェックには上着などはいれておいたほうがよい。ゴールつくころは午前中でまだ寒い。
- すべての参加者はバスを利用してスタート地点に行く必要がある。いくつかのホテルから直行バスがでているので、CIMのウェブサイトを確認するとよい。自分は Location B(ゴールから二番目に近いところ) DoubleTreeというホテルに滞在した。一泊 $200ぐらい。ちなみに普段は $50くらいのようなので、ほぼ4倍...
- ホテルは公にアナウンスしてないが、レイトチェックアウトには制限がある様子。チェックイン時に確認したら、”朝バスの出発時にカウンターで申請できる”と言われたが、実際朝行くと”もうレイトチェックアウトは受け付けてない”と言われた。仕方がないので、荷物をいそいでまとめて車に全部いれるはめになった
- スタート地点はかなり寒いがバスの中で待つこともできる。Location Bからスタート地点に到着する時刻はだいたい6:10AM頃だった。トイレは結構並ぶので、バスで待たずにトイレをすますと、6:40AM頃だった。スタートラインには人が集まっているので比較的あったかい
- 防寒対策として、ホッカイロとゴミ袋を被ったらだいぶましだった。いらない上着などを着ている人もいた。ここで脱ぎ捨てたものは全てドネーションになるらしい
- ゴールでは水、スナックのほか、タコスのようなものも無料で配られている
- ホテルへのバスがゴール地点から10:30ごろから順次出発するとウェブサイトには書いてあるが、実際出発するのは11時10分頃だった
- ゴール後、最初のバスに乗ってLocation B ホテルにつくのはだいたい 11:45ごろ
- ホテルに行き、”シャワーを使わせてくれ”というと、”12時までなら”ということで、部屋のシャワー利用が可能になった