先日痔になってしまいました。すでに完治したものの、えらく大変だったので、どのように対応し、どのような薬が役に立ったか書きます。おもしろおかしく読んでやってください。
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さる6月のこと。小さい子供がいる家庭あるあるで、無限に幼稚園から風邪をもらってきます。なんとかしのいでいた自分も久しぶりに熱と炎症で咳が止まらなくなってしまいました。
数日で熱はひいたものの、なんだかお尻の穴が痛い…。風邪の症状で歯茎が痛くなるので、それの延長かと思い仕事していたのですが、気づけば立っているのすら辛くなってました。腫れものが常に挟まっている感じ。
「なんかお尻痛いんだよね〜痔かも〜」と奥さんに話すと、面白半分でみてみたいと言うので恥を忍んでお尻をだしたところ。
「お、お尻にピンポン玉がはさまっとる!」
...想像してたやつの数倍デカかったらしい。はよう病院いけということで、尻を叩かれて(※実際は叩かれてません)ホームドクターにピンポン玉(※ピンポン玉ではないです)の写真を添えて診察依頼メールを出しました。
そう、アメリカの医療制度はいきなり痔の専門医を訪問することはかなわないのです。まずホームドクターに診察してもらい、その診察を持って専門医に相談ができます。そういう面倒さもあって病院にかかるのが非常に億劫だったのですが、背に腹は代えられない。
そして送信と同時に返ってくるメール: "Automatic reply: Out of office(休暇)" (こっちのお医者さん結構頻繁に休暇取る)
おわった〜
と思ったのですが、その晩、奇跡的に担当医からメールが!
"すごい腫れているので、薬を処方します"
(診察はないんかい!)と思ったものの、ええ休暇ですしね。ということで送ってもらった処方箋で薬局でもらった薬がこれ。
塗り薬。hydrocortizoneで検索したらステロイドの外用薬らしいです。塗ってもすぐ落ちてしまうので、ウェットパットを併用しました。
そして数日経過。多少改善してきたものの、横になっているときも痛くて、睡眠が浅い。埒が明かないので、改めて担当医に連絡。
"お尻の診察してもらいたんですが..."
"そしたらポータルから予約してください"
そう、自分が加入しているKaizerという医療保険はIT化が進んでおり、ポータルから予約ができるのです。なんと便利。早速ポータルにて最早の予約可能日をチェック。
"直近の予約可能日: 8月2x日(約3ヶ月後)"
おわった〜(2回目)
しょうがないんで"全く予約が取れないんでなんとかしてくれ!"と再度ドクターにメールすると、折返し電話が。
"明日の予約を手配するんで、◯時に来院してください"
そう、これが 米国(主語デカ)医療制度の七不思議、ホームドクターに掛け合うと出現する空きスロット です。
てなわけで次の日来院し、お尻の穴を診察してもらう。ちなみに痔は hemorrhoidと言います。そうそう使わない英単語ですね。 で、一通り診察を終えた先生曰く、
"まだ腫れているので、suppositoryをしましょう"
suppositoryが全くわからなかったんですが、治るのであればわらにでもすがりたい気持ちなので、すぐ "お願いします!" と言いました。
で、処方された薬がこれ。
座薬だそうです。内側から腫れを改善するらしいです。
前回処方された薬と一緒にこれを使用した結果、みるみる症状は改善し、無事、一週間後には完治しました。病院に行かなかったらさらに長引いただろうと考えると、本当にあのタイミングでメールだしてよかった…。
ちなみに原因についても聞いたのですが、ようは肛門に刺激が入るならどんな行為でも可能性があり、例えば辛いもの食べたり、スクワットをするなどでも起こりうるそうです。自分の場合は風邪で免疫力が落ちたところで、咳をたくさんしていたのが原因かもしれないけど、実際はわからないと言われました。
とにかく痔に関しては、先人たちの言葉*1にもあるように「早めの受診が大事」そうです。手に負えなくなる前に病院に行くことをおすすめします!
この話はポッドキャストでも話しているので、ぜひ聞いてみてくださいね。