機会があってGoogle glassに触れることができました。映画でみた未来がそこにはありました。
Google glassとは
Google glassはGoogleが開発中のメガネ型ウェアラブルデバイスです。
この動画見るとどんなものかわかりやすいです。
Explorer Story: Young Guru [through Google Glass ...
音声や、簡単なタップで操作が可能です。いずれはジェスチャーにも対応するようです。
どんな見た目
メガネの右側のふちに、スクリーンとカメラ、デバイスがついています。
スクリーンはクリスタルを組み合わせていて、反射率が違うことを利用して映像を映しているようです。
さらにふちはタッチデバイスとなっていて、ここをタップしたり、スワイプすることで、選択やキャンセルもできます。
使ってみた感想
良い点
ハンズフリー。これにつきます。ながら作業をしていても、さくっと検索したり、写真撮ったり気軽にできます。
ちょうど料理の準備をしながら使っていたのですが、手順とか簡単に共有できるようになります。
検索結果もGoogle glassに最適化されているようです。
一般的な検索結果のように沢山出てくるのではなく、音声と映像で要点だけ伝えてくれます。
例えば"the cutest cat in the world"と言ったところ、ぱっと子猫の動画が出てきました。I'm feeling luckyを使っている感じです。
そしてやっぱり、未来を感じます。"google glass, take a picture!"というだけで、デバイスが写真が撮ってくれちゃうんです!視界の隅っこに映像やメッセージが表示されちゃうんです!SF映画の世界だ!
悪い点
残念ながらiphoneを触った時のような、「これは使いやすい!」というレベルには達していませんでした。
まず、画面が見にくいです。
基本視界を遮らないよう、視界30度位上に表示がでます。そのため、目線を上にしながら表示を見なくてはならず、自然ではないです。少なくとも歩きながらとかは無理かなと思います。
また文字も小さいので、長い文章読むとかは向いてないです。(そのための音声機能なんでしょう)
次に、操作がしにくいです。
例えば検索する際には"google 検索単語"というわけですが、検索単語が明確に決まってない場合、一瞬文章を考えるラグが発生し、その間に検索窓は閉じてしまいます。
あとGoogle glassを起動する際は頭を上下させるわけなんですが、すぐスリープしてしまうため何度も首を振っていると、首が痛くなりました。
メガネ型デバイスはどうなるのかなぁと考えてみた
メガネ型デバイスはいずれスマホに対するタブレットのような、サブデバイス的な立ち位置になるんじゃないかなぁと思いました。
人間は指使ってなんぼな気がするので、さすがにスマホを駆逐する、ということはなさそうです。
とは言え、一定のニーズは確実にあると思います。手術とか料理とか監視とか、一般ニーズというよりは、業界固有なものが多そうです。
日経の元旦の科学特集でも一覧が紹介されるほど、メガネ型のウェアラブルデバイスはいくつもの会社が開発していますんで、今後に期待です!