tomoima525's blog

Androidとか技術とかその他気になったことを書いているブログ。世界の秘密はカレーの中にある!サンフランシスコから発信中。

アメリカでは How are you? というだけで世界が変わる

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現在サンフランシスコに長期で滞在していています。そんな中で、これは良かったなという気づきがあったので、シェアしたいと思います。

同僚のカレーの具が多かった話

ことの発端はカレーから始まります。
オフィスから10分くらい歩くとフェリービルディングがあります。いくつかテイクアウトできるお店が入っていて、そこでご飯を買って海辺で食べることができます。
その中のひとつに日本食を提供するお店があり、カレーがうまいので同僚とよく食べていました。
ある日いつものようにカレーを買って、ふと同僚(イギリスのバイリンガル)のカレーのタッパーを見てみると、明らかに自分のより多い。肉も多い感じがする。

自分「あれ、なんか量多くないですか?」

同僚「そりゃそうだよ。ちゃんと言葉を交わしてるからね。How are you?って聞かれて、How are you?って返してる?

自分「いや、あんまり…」

同僚「ちゃんと返さないと。親しくなるだけでサービスが全然変わるよ?」

正直ほんとかいな?ってかんじでした。How are you? に How are you?って返すなんて、中学の英語みたいでなんだかこっ恥ずかしいです。けど、カレーの量を見るにつけ、これはなにかあるに違いない、とりあえず言ってみようと考えるようになりました。

How are you?で人との距離が縮まった

その時から、どこでも初対面の人と話す時は、必ず挨拶と一緒にHow are you?と言うようにしました。

自分 "Hi"
相手 "Hi, how are you?"
自分 "I'm good (いつもならここで終わってたところからの) How are you?"

こんな具合。
するとどうでしょう、確かに全然反応が違うのです。まず、相手の顔がぱっとにこやかになって

"I'm great, thank you."

と返してくれます。その後は色々ですが、距離がぐっと縮まります。
例えば空港の検査場でパスポートを渡した時。
いつもなら「はい通って」くらいの素っ気なさですが、How are you?を交わした後だと「君は元々茶髪だったんだねー」とか「わかいね!」とか会話が弾むようになりました。

レストランでも「君の来ている服いいね!」と謎の褒めをもらったり、「うちだとこれがオススメだよ!」とか教えてくれたり、今までとは全然違うレスポンスが返ってくるようになりました。 特に年配の人の反応が断然違います。ちゃんと挨拶できるんだな、って思うのかちゃんと接してくれるようになります。

このやり取りによって、サービスが良くなることはもちろん素晴らしいのですが、それ以上に親近感が生まれてお互いに思いやる気持ちを持つようになることが自分にとって新しい発見でした。

まとめ

正直、このHow are you? のやり取りは日本人的には地味にハードルが高いです。そもそも日本語で調子どう?なんて言わないし…。なんですが、アメリカ来た時は(あるいは日本でアメリカ人に出会ったら)、騙されたと思って試してみてください。がらっと世界が変わりますよ。