tomoima525's blog

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公園で出会った4ヶ国語話すベビーシッターが教えてくれた子供の多言語習得の秘訣

f:id:tomoima525:20210228143557j:plain 先日公園の砂場で娘と遊んでいたところ、向こうから2歳くらいの男の子とはつらつとした年配の女性がやってきた。ほどなくして娘が男の子と一緒に遊び始めたので、なんとはなしにその女性(Tさん)と立ち話を始めた。

聞けばTさんはブラジル生まれドイツ育ち、教育心理学を大学院で修めており、英語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語を話すことができると言う。元々パロアルトのドイツ人向けのインターナショナルスクールで教えていたが、気苦労が多い割に給与がよくないそうで、今は多言語に対応したベビーシッター兼プライベートティーチャーをしているとのこと。娘が一緒に遊んでいる男の子はドイツ人と中国人のハーフで、両親の依頼により今はドイツ語でのみ話しかけているそうだ。

彼女の経歴に大変興味を持ったので、どうやったら子供がいくつもの言語を覚えられるようになるのと聞いてみた。

「本当に重要な原則はひとつだけよ」とTさんは言った。

子供と話す時は必ず一つの言語だけを使いなさい。もし日本語を覚えさせたいのであれば日本語で必ず話しかけなさい。 子供にとって言語は人と結びついているの。もしあなたが英語と日本語の両方で話しかけてしまうと、子供は混乱して両方とも十分に理解できなくなってしまう」

「私の息子はもう高校生だけど、5ヶ国語を話すの。 彼は5歳の時まで自分の父親がイタリア語しか話せないと思っていた。 なので父親に話す時はイタリア語、私に話す時はポルトガル語、友人と話すときは英語を使っていた。そうするとそれぞれの言語が頭の中で別々に整理されるのね」

この感覚は英語に堪能ではない自分でも分かる。英語で話すときは頭の中で日本語とは違う棚から言葉を持ってきている感じ。幼少期から多言語に触れていると、それが極めて高度に形成されるんだろうな。

家庭内で日本語だけで話すと、英語の幼稚園に行ったら言葉が理解できないんじゃないかと不安なんだけど、そう尋ねるとTさんは笑いながら言った。

「全然心配ない。だって日本語はとても難しい言語でしょう。日本語が喋れたら英語なんて楽勝よ。言語の基礎ができていれば子供はあっという間に吸収していくわ」

アメリカで生活するにあたり、子供にどういう方針で言葉を学ばせようかと考えていたけど、Tさんの教えに従って、家庭内では日本語で話そうと思う。