娘が産まれてあっという間に 6 週間がたった。毎日ドタバタ眼の前のことに追われて過ごしているので、日々どのように時間を使っていて、何ができて、何ができていないのか、正直あまり把握できていない。そこで記録を兼ねて振り返ってみることにした。
今は週 2-3 日はオフィスに出社、残りはリモートワークという勤務体系を取らせてもらっている。なので、自分の生活スタイルは大まかに 3 パターンある。
- 平日出社パターン
- 平日自宅勤務勤務パターン
- 休日パターン
それぞれの時間配分について整理していく。
平日出社パターン
7:30 に起床。深夜早朝の夜泣き対応を奥さんがしているため、朝食、洗濯、赤ちゃんの哺乳瓶の洗浄など、一通りの家事を行う。赤ちゃんをちょっと抱っこしたりおむつを交換したりして、名残を惜しんだのち 9 時過ぎに家を出発する。
通勤は自転車 30 分と電車 30 分の約 1 時間。電車は大抵の場合座れるので、行きは本を読み(最近は "Measure What Matters" と "世にも美しき数学者たちの日常" を読みすすめている)、帰りは仕事のコードを書いている。
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10 時 - 16 時はオフィスでがちがち仕事をする。プロダクトオーナーやデザイナーと直接話したほうが速い仕様策定などのタスクを優先的にやることが多い。
16 時にはオフィスを出て家に 17 時に到着できるように帰る。17 時からの日本/US 合同のスタンドアップに間に合わせるためだ。その後個別で日本側のメンバーとミーティングすることも多い。18 時からはベトナムのチームとのスタンドアップがあり、それが終わる 18 時半からようやく娘との時間だ。奥さんと二人で娘をお風呂に入れたあと、自分か奥さんが夕飯を作り、片方が娘をあやしつつご飯を食べる。奥さんは深夜対応に備えるためにシャワーに入る。
今の課題は寝る前に長時間ぐずることだ。19 時半から寝かせる準備をするが、だっこしていないと泣き続ける。奥さんと交互に 1 時間ずつぐらいだっこして、大体 21 時~22 時頃にようやく眠る。奥さんもその時点で就寝するので、バタバタと片付けや自分の風呂にはいる。自分が夜の担当なので、25 時ごろまで仕事しながら起きていて、娘が夜泣きすればミルクをあげている。最近はあまり起きなくなったので、そのまま就寝している。
仕事時間は平均9時間*1か。 結構働いているな…。
平日自宅勤務勤務パターン
自宅勤務時は通勤時間ないので、8 時半ごろまで寝ていることが多い。とにかく 7 時間以上、理想は 8 時間以上睡眠を取らないと機能しないので、奥さんが深夜と朝の夜泣き対応をして、自分を寝かせてくれるのが本当にありがたい。自宅勤務の場合は、奥さんに休んでもらうために、午前中娘の面倒をみる。かわいいかわいいと言って過ごしていたら、気づけば 13 時頃になっていることが多い。
13 時から奥さんと交代してもらい、仕事を始める。家で作業する場合もあるし、カフェにでかけることもある。17 時以降は出社パターンと同じで、所々のミーティングを済ませたあと、娘のお世話や家事をこなし、夜泣きの夜シフト対応と仕事をして過ごす。
仕事時間は平均8時間。
休日パターン
休日はだいたい家族との時間を過ごすことができている。土曜か日曜日に家の掃除と食事の作り置きを奥さんと手分けしてやっている。娘は 90 分 - 2 時間周期で寝たり起きたりするのだけど、起きているときは 3 人でファーマーズマーケットや散歩に出かける。先日は人の家にお邪魔したりした。帰ってきたあとに 3 人で昼寝するのは最高に幸せな時間だ。
日曜の夕方は日本/ベトナムが月曜日の朝で、スタンドアップがあるが、最近は無理に出ないようになった。あまり仕事にフォーカスしすぎると近視眼的になってしまう気がするからだ。
そんなわけで休日は仕事に触れないようにしているので、夜泣き対応の夜シフトの時間は唯一の自由時間である*2。最近は高校数学をやり直している。きっかけは仕事で触れる機会のある OpenGL だった。Shader には行列や三角関数の計算が度々出てくるが、結構忘れてしまっていたので、これを機に数学の基礎を復習しようと思った次第だ。
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KPT
娘が産まれる前に考えていたことで、うまくできていること、できていないこと、トライしてみたいことを確認してみる。
Keep
Keep としては奥さんに頼らず寝かしつけをすることを挙げたい。娘が産まれて直後は自分が寝かしつけ担当だったのだが、3 時間抱っこしていても寝てくれず、非常にしんどかった。そこで奥さんに寝かしつけを担当してもらうようになったのだが、ここ 2 週間ほどは自分も寝かしつけを受け持ち、最後まで寝かしつけできることが多くなった。重要なのはパパの匂いやパパの寝かしつけのフローを覚えさせることらしい。
"日野のニトン"とシィーでうちの娘は寝ます子守唄を知らないので、赤ん坊を抱っこするときはひたすら「トントントントン日野のニトン」とつぶやいている
— Tomoaki Imai (@tomoaki_imai) June 16, 2019
あと、寝かしつけと夜の睡眠については以下の 2 冊が非常に参考になった。5 歳位までの寝かしつけのノウハウがつまっているので小さい子供を持つ全てのエンジニアにおすすめしたい。我が家ではこの本に載っているスケジュールに沿って授乳や睡眠を管理した結果、生後 6 週間にして 4-6 時間は通しで寝てくれるようになった。睡眠を管理していない家庭では生後 1 年近く経っても 2 時間おきに起きたりするという話も聞くので、 「子供を大人の生活に合わせさせる」 という気持ちで取り組むのは重要だと思う。
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Problem
スケジュールを見て分かる通り、OSS など個人のプロジェクトやる時間が 0 になった。自分にとって家族が最優先なので、仕方がないと思う反面、自分の周りには乳飲み子を抱えてアウトプットをだすエンジニアが何人もいるので、焦りも覚える。
運動時間が減っていることも問題だ。年間 500km ランニングすることが目標だが、月 25 - 30km 程度なのですでに達成はかなり厳しくなっている。
Try
ということで向こう1、2ヶ月のチャレンジは、個人プロジェクトの時間を確保することだ。週 8 時間ほどを目標としたい。 睡眠の質を上げて時間を短縮したり、Twitter などの SNS を見る時間を減らせば、もう少し時間を確保できるだろうか。
まとめ
時間の割り振りを見直すと自分が思ったより仕事に時間を割いていることや、睡眠はちゃんと取れていることなどが明らかになったので良かった。今の生活パターンが実現できているのは、会社のワークスタイルに関する柔軟さや奥さんのサポートがあってなので、どちらにも感謝感激雨あられだ。また 3 ヶ月後くらいに振り返ってみたい。