tomoima525's blog

Androidとか技術とかその他気になったことを書いているブログ。世界の秘密はカレーの中にある!サンフランシスコから発信中。

React Native Meetup Portlandでハイブリットアプリ開発について話しました

先日React Native Meetup Portlandという勉強会でReactNativeとNativeのハイブリットアプリ開発について発表をしてきました。アメリカの自社開催以外のの勉強会で発表することは初めてだったので、知見と反省をメモしておこうと思います。

経緯

会社のオフィスは現在サンフランシスコとポートランドにあります。ポートランドは今アメリカで一番人気な街と言われているのですが、実はスタートアップやIT企業も数多くあります。React Nativeは今人気なフレームワークで、つい先週もReact ChainというReact Native(React.jsでない)のカンファレンスが開催されたばかりです。色々な経緯でそんなポートランドのReact NativeのMeetupグループにオフィスを提供して勉強会を開くことになり、自分が発表者の1人として登壇させてもらうことになりました。

発表資料

speakerdeck.com

自社アプリは現在 React NativeとNativeの両方を使っています。React Nativeを部分的に使ったアプリ開発というのはあまり例がないということもあり、どのように設計や開発をしたかについて20分の発表をしました。主にチームで取り組んだことをまとめた内容で、改めてチームメンバーすげーな、と自分が驚いた次第です。

発表準備

発表資料

以前から英語で発表資料を作るようにしていたので、英語の資料作成はそれほど苦労はありませんでした。ただ構成については、どのように話を整理するか結構時間がかかってしまいました。原因としては

  • オーディエンスがわかっていなかった。どういう人達が聞きに来るのか、というのが把握できてなかった。まずはMeetupのページで参加する人のジャンルや期待されるレベルを知るべきだった。
  • 細部のストーリー展開に気を取られてしまった。全体の大枠を先に決めた上でスライドを作るべきだった。

というのが挙げられます。次回はオーディエンスをもっと意識して資料作りをしようと思います。

なお自分が発表資料を作る時は、まずはマインドマップを作り、紙に構成をある程度書いてから資料に着手するようにしています。こうすることで細部ばっかりこだわってしまって資料が全然進まないことを避けることが出来ます。
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発表練習

アメリカのカンファレンスの発表上手な登壇者は、資料は早々に作成し、とにかく発表練習に時間をかけると聞きます。発表上手でもなくましてや英語なので、自分もなるべく資料は早く作って練習しようと思ったのですが、結局練習は前日になってしまいました。日本語と違ってアドリブは期待出来ないので、"伝わる"ことを念頭に以下のように練習しました。

  • 話す内容を発表者ノートに書く
  • 発表者ノートを読みながら一度通しで発表し、話しながら躓いた部分を修正する
  • 今度は録音しながら発表する
  • 録音した内容を聞きながら、発表者ノートで理解しにくい部分を修正する
  • もう一度通しで録音を聞き、読み直し

あとは録音した内容を何度も聞きながら発表に臨みました。録音した内容を聞くと、わかりにくい部分が客観的に捉えられておすすめです。

当日の発表

Meetupには20人ほど参加者がいました。テーマとして興味深い内容だったようで、発表後いくつもの質問を受けました。 f:id:tomoima525:20170720185037j:plain:w400

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(緊張しててろくな写真撮っていなかった)

質問については、分からない内容については “どこのスライドの質問ですか?” あるいは “~~という質問ですか?” と質問を確認することで切り抜けられました。
なお、覚えている質問を書き出してみると

  • React Nativeと Nativeで担当している人は違うの? (同じ。皆がフルスタックにやっている)
  • 今から一から作るとしたら、またハイブリットアプリにしたい? (100% React Nativeもチャレンジしたい)
  • 今後 React Nativeに置き換えたい部分はある? (WebViewで作っている取引画面)
  • どういう部分を Nativeでやるのが良いという感想はある? (CameraやFancyな画面はNativeの方がパフォーマンスが良い)

というようなものがありました。

終わった後の歓談で、"ためになる内容だった"というフィードバックをもらえたのが良かったです。

番外編:ポートランドってどんな場所

  • ポートランドはサンフランシスコから飛行機で約2時間(ユナイテッドで往復$400でした)、オレゴン州にあります。
  • 夏以外の季節は良く雨が降るそうです。自分が滞在した二日間は穏やかな気候で、適度な湿気があり大変気持ちよかったです。
  • 街はヒップでありつつも騒がしさはなく、落ち着いた雰囲気です。いたるところに路面電車が走っています。日本でいうと、仙台や札幌の街並みのような印象を受けました。 f:id:tomoima525:20170721130939j:plain:w400
  • ビールがとても有名で1000種類以上の銘柄があるそうです。
  • フードトラックも有名で、パブリックパーキングには必ず屋台が店を連ねていました f:id:tomoima525:20170721131533j:plain:w400
  • 消費税がかからないため、物価が安く感じられました。
  • ピコ太郎が現地の新聞で元気にやってました f:id:tomoima525:20170721090249j:plain:w400