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tomoima525's blog

Androidとか技術とかその他気になったことを書いているブログ。世界の秘密はカレーの中にある!サンフランシスコから発信中。

サンフランシスコで強盗にあった話

こともあろうにサンフランシスコで強盗にあうというステータス解除をしてしまいました。今回はその顛末と、周りの反応がアメリカっぽかったので、それについて書きます。

経緯

その日は19時半頃にオフィスを出て、最寄りの地下鉄駅(BART)に向かいました。ところが一駅移動したタイミングで車が線路に立ち入ったということで、電車が運転を停止。(そもそもこんな事態が初めて)再開を見込んで1時間ほど待ったものの結局復旧のメドは立たず、代替輸送のバスも200m位の列が出来ていたので、諦めてオフィスに戻ることにしました。

この時は余裕もあった

オフィスはサンフランシスコの目抜き通りであるマーケットストリート沿いにあります。街の中心と言える通りで、普段は通行人も多いところです。

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こんな通り。夜でもまぁまぁ人通りもある。このまま歩いて行くとAirbnb"足を踏み入れる度胸のある人はそういない""過激なゾーン" と紹介されるテンダーロインがある。

マーケットストリートをオフィスまで歩いていると、オフィスの手前500m位で、後ろから黒人が近づいてきていることに気づきました。一見普通の格好で(ホームレスではない)、20代後半位、身長は170cm程度で痩せ型だったと思います。アメリカ人にしては小柄です。ただひとりごとをブツブツ言っていたので、「あ、ちょっとヤバイ奴だ」と思って歩くスピードを上げました。その男もスピードを上げて自分の周りをウロウロしてきます。

オフィスのエントランスにはカギがあるため、そこまで入れたらセーフだと思ってなんとかオフィス手前までやって来ました。どうやって入ろうかと様子を伺おうとしたその瞬間。

いきなり詰め寄ってきた黒人に腕を掴まれました。

わ、と思った瞬間にポケットに手を突っ込まれてあっというまに抜き取られる財布。

が、心の準備が出来ていたので、ここでとっさに手が伸びて奪い返しました。
とりあえず距離を取って怒鳴ります。

"Go Away!" (離れてくれ)

相手は一瞬怯むも

"I need your money." (お金が必要なんだ)

と言って再び近づいてきます。

"Don't come closer or I'm going to call the Police." (これ以上近くにくると警察を呼ぶ)

と再び怒鳴ったところ、

"Why? I need to eat food. I know you have money." (なんで?ご飯を食べないといけない。お金を持っていることは知っている)

とわけの分からない切り返しを受けました。 ジリジリと近づいてきて、このままだとマズいな...と思っていたところ、運良く通りがかったアジア人が

"What are you guys doing?" (君たち何しているんだ)

と話しかけてきたので

"He's trying to steal my money." (こいつがお金を盗もうとしている)

と答えたところ

"Don't bother him!" (彼にかまうな!)

と言って黒人の注意をそらしてくれました。そのすきを見逃さす、慌ててオフィスに入ってカギをロック。
自分を助けてくれたアジア人男性が今度はその男に絡まれたかどうかは確認できませんでしたが、30分後にオフィスから出た時、通りには先ほどの男はいませんでした。

その後

後日会社のオフィスマネジャーに報告した後、社員全員に危険が及ぶ可能性があるので、ということでこれまた初めて警察の事情聴取を受けることに。
オフィスロビーにやってきたのは2人のいかつい警察官。仕事柄なのか共に小声で早口。当時の事故状況、相手の格好などその場で詳しく質問されました。
警察が特に気にしたのは "相手は脅迫してきたか", "身体に接触はあったか" ということでした。何度も確認されるので理由を尋ねた所、逮捕するためには被害者の身に危険があったと判断されないといけないとのことでした。なるほど。ま、物を盗られたわけでもないですしね。
聴取後、2枚の紙を渡されました。1枚は何かあったら連絡するための警察官への直通電話と、もうひとつは万が一犯人が捕まった場合は被害者として法廷に立ってもらいます、という旨を記載した紙でした。できれば立ちたくないぞ。

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左は被害者が正しい行いをし、処理を進めるための権利を付与するカードらしい。要は弁護士を依頼できるんだと思う。右が連絡先カード。

警察からはいまでも定期的に電話がかかってきて、その後問題ないかの確認と、捜査状況の報告があります。ちょうど強盗時の様子がビルのビデオに映っていたとのことで、犯人を目下捜査中とのこと。アメリカの警察はフォローが手厚いんだなぁ〜という印象です。

周りの反応

強盗事件を受けて、会社の同僚や友人(アメリカ人)に話したところ、"アメリカへようこそ" というジョークと共に以下のような反応がありました。

アメリカで強盗にあうのは確率論の問題

今回強盗にあったのはマーケット通りというサンフランシスコの目抜き通りでした。比較的治安の良い場所で被害にあったので意外だったと話すと、 「安全なところにいようがいまいが、常に強盗に遭遇する確率がある、それがアメリカ」 と言われました。ま、それは日本でも同じですけどね。さすがに銀座通りとかで強盗にあうとかはないから、やっぱり気をつけることは必要なんだなと思いました。

相手が拳銃持ってなくてよかったね

強盗にあったという話をすると、ふたこと目には「相手は拳銃はもってなかったのか」と聞かれました。持っていなかったはず、と答えると、「それは本当にラッキーだったね。」とほっとした顔で言われます。これは銃社会ならではの反応だなぁと思いました。しかし、財布を奪い返して逃げた直後はそんなこと考えもしませんでしたが、相手が拳銃を持っていた可能性は大いにあったわけで、そういうことを念頭にいれて行動しようと肝に銘じました。

まとめ: 強盗にあわないために心がけたいこと

自戒をこめつつ、強盗にあわないようにするためにはどうしたらよいのか考えてみました。

貴重品を管理する

すっかり気がゆるんで財布を後ろポケットに入れた格好だったのがよくなかったと反省しています。 財布は前ポケットに入れる、歩きスマホをしない といったことを意識すれば被害にあう確率も減るはず。

助けを求める英語を覚えておく

"Help me!" でもなんでもよいのですが、叫べば意外と助けてもらえます。ちなみに強盗にあうは英語で mug と言います。

人混みを歩く/誰かと歩く

やはり1人で歩いているのが良くないです。自分が強盗にあった時も大通りにも関わらず周囲に人がたまたまいない状況でした。安全といわれている地区でも夜は誰かと一緒に行動するべきでしょうね。

それでもあってしまったら...

場所で対応を判断するしかない。

  • 人がよく通る場所 -> お店に入る、Uberを呼ぶ。叫べばなんとかなるかも。
  • 人が通らない場所 -> 大人しく現金渡す

うーん、考えてみずとも、どれも当たり前なことだった...改めて気をつけます。しかし怖かった。